オゾン脱色

オゾン脱色効率化

FBの効果内容

オゾンファインバブル脱色法ではオゾン反応効率が飛躍的に向上します。

処理時間の短縮またはオゾン設備のコンパクト化が可能である。また、脱臭や洗浄への効果も確認されている。

【引用した論文】

・「オゾンマイクロバブルによる排水脱色とその機構に関する検討」 宮崎県工業技術センター・宮崎県食品開発
センター報告 2012 No.57
・ISO 20304-1 ファインバブル技術-水質浄化用途 第一部:メチレンブルーを用いたオゾンファインバブル発生システムの脱色性能評価 2020-12-4

【論文での解明内容】(作用・原理)

オゾンバブルサイズの縮小化による脱色率の増大及びオゾン消費率の向上
オゾン溶解効率の向上と気液界面での酸化反応の促進
・試験評価方法 ISO

■従来のオゾン脱色法と比べ、オゾンファインバブル脱色法ではオゾン反応効率が飛躍的に向上する

【適用条件等の制約事項その他】
①処理水温及びpHなどが処理効果に影響する
②ファインバブル発生方式により処理効果に差異がある
③キャビテーション方式による場合、ラジカル(・OH)生成量が増加し、効果に影響する
④排オゾン量の低減が可能である
⑤AOP(促進酸化法)等での利用でも分解性などが増加する

比表面積(気泡の単位体積あたりの表面積)の増大
比気液接触面積aはガスホールドアップα一定の場合、FBの直径dBに反比例して増大する。 a=6α/dB

直径   100μm  100nm
気泡の数  1 : 109
総表面積  1 : 103

浮上速度の減少
浮上速度の減少はStokeの式で説明される。
U=(ρL-ρG)gdB2/(18μL)

自己加圧効果
水中ではFBの内部圧力はYong-Laplaceの式で計算される圧力差で加圧される。ΔP=4σ/d

バブルの粒径、個数濃度、水流の強さ、水の温度、対象の物質などの条件により効果は異なります。
実際の製品の効果を確認するには、使用条件において試験が必要です。