第2回学術表彰 受賞結果

1.ファインバブル産業会学術表彰受賞者発表に寄せて

主催者コメント

一般社団法人ファインバブル産業会
会長 森川 智

このたび「学術表彰制度」の第2回目の受賞者を決定しました。

本制度は、ファインバブル研究における我が国若手研究者の育成、次世代リーダーの顕著な研究業績を表彰するもので本年も多数の御応募を頂いた中、学会のご協力の下、厳正な審査を経て受賞者を決定致しました。
本年度の授賞テーマの特徴としては、ファインバブルの基礎技術研究の中でも、より産業応用分野に近いものが中心である点です。

ファインバブル産業会では、設立当初よりファインバブル技術の産業化と技術の信頼性確保に取り組んで来ており、消費者向け製品分野での産業化は一定の成果をあげてきていますが、BtoB 領域での産業化は未だ十分とは言えない状況にあります。
この産業化に必要なものは、各種原理研究と応用技術開発であり、今回の授賞テーマはこれらを主導するものと言えます。我々としては、今後同様の研究が広く実施され、産業化が進展する事を期待しております。

今後共、本賞がファインバブル技術関係学界の振興とファインバブル技術実用化の促進に寄与していくことを祈念しましてご挨拶といたします。

審査選考委員会委員長コメント

2024年度第2回ファインバブル産業会学術表彰には多くのご応募をいただき有難うございました。昨年度より発足した本表彰制度は我が国のファインバブル研究・開発を担う研究者や次世代リーダーの育成を目的とし、これまでのファインバブル研究開発、産業創生と振興、学生への鼓舞について顕著な研究業績や将来性をもとに表彰を行う制度です。ファインバブル学会連合に委嘱した審査選考委員とファインバブル産業会からの審査選考委員を加えた委員会で公正かつ厳正な1次および2次審査を行ないました。
本年度も3種の奨励賞についてそれぞれご応募をいただいた方々から、ファインバブルに関する学術進展や産業発展に寄与し、将来の貢献が期待できる研究者や学生を受賞候補者として推薦いたします。

2.受賞者

学術研究奨励賞

上田 義勝 京都大学生存圏研究所 助教

産業創生奨励賞

佐合 徹 三重県工業研究所 主幹研究員

学生奨励賞

阿部 省吾 慶應義塾大学 薬学部 薬学科

⼩俣 絵⾥佳 慶應義塾⼤学⼤学院 理⼯学研究科

髙⽊ 彩也⾹ Hamburg University of Technology

⻑⾕川 建 筑波大学 大学院理工情報生命学術院

平瀬 仁美 慶應義塾⼤学⼤学院 理⼯学研究科

前田 優希 岩手大学大学院 総合科学研究科

水野 裕貴 名古屋大学大学院 工学研究科

安⽥ 直喜 慶應義塾⼤学⼤学院 理⼯学研究科

山本 竜也 大阪公立大学大学院 工学研究科

※五十音順/敬称略
※2024年10月10日現在